- ケーススタディ
- MasoSineのCerta Sine®ポンプは、FAMIXの炭酸飲料と非炭酸飲料用のTurboDigiミキサーとTurboDigi Sミキサーという飲料システムに統合されています
- Certa Sineポンプは、さまざまな粘度のシロップとその他の飲料成分を配合するために使用されています
- FAMIXはCerta Sineポンプを同社飲料システムで20年以上利用しています
FAMIXはさまざまな粘度の処理においてCerta Sineポンプを信頼
FAMIX-Maschinenbau GmbHは、世界中の同社飲料システムでMasoSine Certa® 100、200、250、300プロセスポンプを使用しており、その理由はこのサインポンプがさまざまな粘度のシロップと飲料成分を処理できるためです。
ドイツのプロハイムを拠点とするFAMIXは大手飲料機械メーカーであり、世界的に認められた清涼飲料水メーカーを顧客に含んでいます。中小規模の飲料メーカーや飲料機械メーカーもFAMIXの機械を使用しています。
FAMIXは2000年以降、炭酸飲料と非炭酸飲料に使用される、TurboDigiミキサーとTurboDigi Sミキサーという飲料システムにMasoSineのCerta Sineポンプを統合してきました。計量、混合、炭酸化は、TurboDigiミキサーやTurboDigi Sミキサーによって1つの作業で行われます。製品切り替え、洗浄、減菌は、廃棄物を最低限にして素早く実行可能です。
さまざまな粘度のシロップや他の飲料成分の配合には、各種Certaモデルが使用されます。TurboDigiミキサーには1台のCerta Sineポンプ、TurboDigi Sミキサーには3、4台のCerta Sineポンプが使用されています。
FAMIXは、粘性のフルーツジュースなどをポンプ速度に影響なく処理できるためにCertaポンプを使用しています。Certaによるほとんど脈動のない穏やかな移送はシロップの計量に最適です。さらに優れたCIP機能もあります。
FAMIXが同社飲料システムでCertaポンプに依存するのは、以下の特性によります。
- 簡単な設計でロータは1つのみ
- ほぼ脈動なし
- ポンプ速度への粘度の影響はわずか
- 穏やかな製品移送
- 高温および定置洗浄（CIP）プロセス用の優れた洗浄機能、最低限の稼働停止時間
- 寿命が長く、予備部品と保守のコストが少ないことによる、顧客にとっての少ない所有コスト
新トレンドに対する汎用性
FAMIX社長のHerbert Falterbaum氏はこう話します。「ポンプ速度への粘度の影響が少ないことは、Certaポンプを使用する理由の1つです」
「シロップは混合飲料の生産時に最も高価な原材料であるだけでなく、最終製品の品質と一貫性を維持するために不可欠であるため、シロップの計量はプロセスで重要なステップです」
「競合製品に対してMasoSineを選択した主な理由は、インペラーが1つしか使用されていない点です。このポンプを選択した別の理由は、清涼飲料水メーカーが、異なる粘度の配合を混合するよう適合可能なシステムや、配合を素早く効率的に切り替えられるシステムを求めるからです。特に低糖や無糖製品の需要が高いため、水のような粘性のシロップや、100～200cPの糖分の多いシロップを移送することが必要となります。さまざまな粘度を1台のポンプで扱えます」
顧客の要求が変わる中、Certaの汎用性は、FAMIXが新たな市場トレンドによる課題に対応するのに役立ちます。
FAMIX社長のHerbert Falterbaum氏はこう付け加えます。「成分数は増加しつつあり、ポンプの注入範囲はこれまでより広くなる必要があります」
MasoSineポンプの小さい設置面積もFAMIXシステムの省スペース構造にとって重要であり、衛生面も大切です。Certaは飲食料品分野のこのような用途で最大限の衛生を実現します。ポンプの全接液部品はFDAとEC1935/2004に適合しています。EHEDGタイプELクラス1無菌認定を備えるCertaは、無菌プロセスで使用でき、蒸気口を付加する必要なくバクテリアの発生を抑制します。
省エネ
Certaはさらに、効率がより低いその他のポンプ種類に対して、エネルギー消費量が大幅に少ないです。
MasoSine Certaで製品マネージャーを務めるFlorian Walter氏はこう話します。「飲料業界では、粘性媒体を穏やかに脈動とせん断を抑えて移送する必要がある場合に、サインポンプを使用します。醸造所で酵母を移送する場合も、冷凍フルーツジュース濃縮物を移送する場合も、シロップを計量する場合も、MasoSine Certaポンプには飲食料品分野にとってのメリットが多くあります」